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「年収」「手取り」「年商」「売上」の違いを丁寧に説明する

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連日、IT成金や大会社のメディア報道で「年収」「年商」などの金額を耳にすることが多いですよね。

「ほへー、あの人そんなに稼いでるのぉ!」
というような具合に、お金の額というのは人の興味を引くのにピッタリなのでメディアも多用するのでしょう。

ですが、メディアはなるべく視聴者の興味を引くため、あえて誤認をさせるような用語の使い方をすることがあります。
その代表格が冒頭で書いた「年商」「年収」。

今回は、混同されやすい両者の違いをはじめ、それらと割と同列に語られる「手取り給与」や「売上額」の用語についての説明をしていきます。

年収は、個人の年間収入を表す

まずは、年収について。
年収は、個人が1年間で得たお金を指します。

「年」の概念

年という概念は、基本的に1月から12月までの暦年をもって年収の集計をします。
個人の税金の計算期間が暦年であることが理由でしょう。

サラリーマンの年収

サラリーマンで、他に何も収入がない場合は、給与の収入が年収にそのままあてはまります。
具体的には、サラリーマンの場合は基本給、賞与、各種手当て(通勤手当を除く)をすべて含んだ金額です。

わかりやすいのは、年末調整がされる12月の給与明細についてくる源泉徴収票の「支払金額」欄を見るのがわかりやすいかと思います。

ただし、この支払金額には一部の通勤手当(交通費)が含まれている場合があります。
それはなぜか。通勤手当はある一定基準の非課税枠があり、それを超えた過剰な支給は給与とみなして所得税が課税されることになります。
その非課税枠を超えた分が給与として「支払金額」に含まれるんですね。
それを調べるには、毎月の給与明細で、通勤手当の課税分が分かれて表示されている分を合計する必要があります。

でも実際は年収の話をする場合、「年収612万円だけど、通勤手当の課税分が8万円あるから実際は604万円だわ」なんていうのは面倒くさいので、普通はこの場合なら612万円というのが年収ということで良いでしょう。

これが年収です。
もちろん、毎月の収入を表す月収もよく使いますよね。(日収というのはあまり使いません)

手取り給与・手取り年収は年間の税引き後の収入

↑で説明した「年収」という言葉はいまいちその概念を正しく理解できている人が少ないようです。
たびたびここで紹介する「手取り給与」などとごちゃごちゃにされてしまう事があります

手取り給与という概念は、年収と同じく個人が対象になる用語です。
給与の支払金額から、所得税、住民税、健康保険税、厚生年金保険料、雇用保険料を差し引いた、実際に銀行口座に振り込まれる金額を指します。
ですので、上記の年収や月収という金額よりは少ない金額になることがほとんどでしょう。

これらの税金や保険料は自分ではコントロールが難しく、自動で差し引かれます。
この手取り給与の額が、わかりやすく生活水準を推し量る基準になることが多いでしょう。
手取り15万円・・・・生活きつそう
手取り40万円・・・・ある程度余裕がありそう
みたいな。

もちろん、その金額には通勤手当も含まれますが、通勤手当の取扱いは微妙です。
計算がややこしくなるので、通勤手当を含んだ金額(つまり実際に銀行口座に振り込まれた金額)をもって、「手取り」という事が多いでしょう。

一般的に「手取り給与」というと、年収よりは月の給与を表す場合が多いのも付け加えておきます。

年商は主に法人の年間の商売規模

次に、「年商」という用語です。
この「年商」が、度々メディアで誤認を招く原因になることが多いですね。

よく、ITベンチャー企業の社長が「驚きの年商2億円!」というような報道がされる事があります。
「その社長の収入が凄い!」というような印象をつけるにはピッタリな使い方なんですが、年商と年収は全く違う用語です。

もちろん、年商もその社長の才覚の一つとして築いた結果ですので、社長の凄さを図る基準として使うのは間違いではありません。
ですが、年商2億円のIT社長が実際に年収がいくらかというと、それはひょっとしたら私達とそんなに違わないかもしれません。
実際そこまでは知る術がありませんので、公開されやすい年商を強調されてしまうのですね。

年商は、主に法人や、個人事業主に使われるのですが、それは「事業として物やサービスを提供した対価として受け取った金額」です。
ですので、会社やその商品・サービスの信用力や販売力を数字に表す意味では、有効な数字ではあります。

また、年商の他に、月商、日商というような月単位、1日単位の金額を表す用語もよく使われます。

売上は年商と同じ

次に、売上という用語です。

売上は「年商」と同じ概念です。
主に法人や個人事業主の事業規模を測る目安になりますので、よく使われます。

法人の外部からは売上=年間の売上の合計 を指すことが多いですし、法人の内部では月ごとの売上額を指すことも多いです。
ですので、売上という言葉には「年間売上」や「月間売上」みたいな期間をつける事も多いでしょう。

まとめ

以上が、よく混同されやすい年収 手取り 年商 売上 などの用語の意味や調べ方を中心に書いてみました。

煽りメディアにダマサれて印象操作をされないように、しっかり理解して使いたいものです。







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お金関係に詳しいアラフォー子持ちブロガー。

副業でせっせとお小遣い増を目論むも、副業が順調すぎて脱サラ&法人化を実現しました。

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