ライブドアショック を覚えていますか?
十数年前に日本を揺るがせた、大きな事件です。
今の若い人は記憶が無い 又は全く知らない人も居ると思いますが、個人的には相当ショックな出来事でした。
当時を思い出して記事にしてみます。
目次
ライブドアショックとは?
ライブドアショックについて、簡単におさらいをしてみましょう。
調べてみると、2006年1月16日の事でした。
当時イケイケだったIT企業「livedoor」が東京地検から粉飾決算の疑いで強制捜査を受けた日です。
まだ新年を明けて間もない、日本中がまだまだおとそ気分が抜けない年始の出来事。
テレビに映る絶頂期の堀江貴文氏(通称ホリエモン)にとっても青天の霹靂だった事件です。
そのころ、私はまだ20代中盤でした。
当時は空前の株式投資ブームで、私も覚えたての株式投資で結構ブイブイやってました。
買う株買う株がドンドン高値を付け、日本中の投資意欲が高まった頃ですね。
ちょうど今から数年前のアベノミクスの株価上昇の時と近い雰囲気でしたね。
恐怖は突然やってきた
1月16日、これは本当に忘れられない。
当時、株式投資を、現物(手持ちのお金で株に投資すること)だけでなく、信用取引でやっていたのです。
ちなみに、信用取引というのは、要は「持ってる株を担保にして借金をして更に株を買うこと」です。
しかも全力で信用取引の枠を使っていて、もうパンパンに投資していたわけです。
1日で日経平均は大きく下げ、持っている株の銘柄もストップ安張り付き。
そうなると株は売りたくても売れないのです。
買いたい人がなければ売れないわけですから。
資産は急速に目減りしていった
もう恐怖でした。
1日、また1日と経過する毎に、私の資産価値の総額は1日に200万円ほど低下していったのです。
幸い、それまでの株価上昇で、含み益は700万円位あったので、純損失という状況ではありませんでしたが、怖いのはその日の終値です。
その終値で担保に入れている株式の評価額が決定されます。
そして、その担保が基準の資産比率を割り込んだ場合、借金部分の担保としての価値を保てなくなるんです。
その結果、追加の証拠金(追証といいます)を入金しないと、今持っている株は強制的に売られてしますのです。
えぇ、激安の株価でね。
この時の生きた心地のしなかったこと、、
本当にトラウマです。
それまでの含み益とかは全て失いましたが、その時の資産を全て吐き出して終結しました。
永遠に伸び続けることなんて無い。
そんなことは誰もが分かっていることでしたし、自分も分かっているつもりでした。
ただ、いざ投資をしていて株価が上がってくると、このままドンドン資産が増えていくのが当たり前のような気分になるのです。
これは上昇相場を体験した株の初心者は多くの人が体験する気分なのかもしれません。
最後に
当時の悪夢を忘れないために、また、同じ過ちを繰り返さないために、こんな記事を書いてみました。
まぁ、同じ過ちをまた数年後やることになるんですがね!
それは、また別のお話。