もはや説明の必要も無いほど一般化された視力矯正手術「レーシック」。
僕も実はレーシッカーなんです。
手術をしたのは2009年ですのでもう9年も経ちました。
9年経過した今思う、レーシックの是非を語っていきます。
目次
レーシックはまじおすすめ
まずレーシックはマジおすすめ、超オススメ、激オススメ。
ということを言いたいです。
言ったけど。
目が悪い人は一刻も早くやるべき とも思っています。
間違いなく、レーシックを受けたことは僕が40年近く生きてきた中で「良かった決断」のベスト3に入ります。
決断というからには、当然その決断をするに当たって「葛藤」があったわけです。
その葛藤も含めて書いていきますね。
レーシック手術をするまでの僕
では、レーシック手術を受ける前の僕の視力について話を少ししましょう。
小さい頃からファミコンで目が悪かった
僕はファミコン全盛の時代に幼少期を過ごしました。
特にファミコン少年だった僕は、毎日学校から帰ったらファミコン。休日もファミコン。カブトムシやゾイドには興味がなく、ファミコン・ファミコン。
こんな感じで、ゲームばかりしていました。
小学校中学年位にはゲームボーイも発売され、当然「ファミコンがいつでもどこでもプレイできる!」と興奮し、ねだって買ってもらってからは、更にゲームに没頭していきました。
その後、スーパーファミコンに流れたのは自然な流れでしょう。
というか、僕くらいの年代の男性諸君は結構こういう人も多いと思います。
ちょっと僕はそのゲームへの興味が他人の2-3倍あったという面はありますが、、
当然、視力はぐんぐん落ちていきました。
小学校5年生位から少しずつ視力が落ちてきて、毎年の視力検査が憂鬱になってきたのも自然なことですね。
高校からメガネ・コンタクト
その結果、高校に進学してからは一番前の席を希望していたにもかかわらず、黒板の文字が見えないような超近視状態になりました。
「こりゃつらい学校生活になる」と感じ、メガネを買ったのですが、特徴のない顔にメガネをすると、地味さが格段に上がってしまいました。
でも思春期で異性に関心の強い世代です。
メガネはなるべく掛けたくなくて、結局買ったメガネもあまり使うこともありませんでした。
こうして、高校3年間はほとんどまともにものが見えない状態で過ごしていました。
視力は0.2とかその位だったと思います。
当時、Windows95が発売され、TVゲームからパソコンに興味がうつった僕は、買ってもらったパソコンに没頭することになり、さらに視力は悪化。
結果、18才当時には車を運転できるレベルに全く届かない視力になり、コンタクトを買うことになったのです。
そのコンタクト生活は、5-6年続きました。
でも次第に、コンタクトの面倒さ(当時は処方箋で眼科でしか買えなかった)もあり、またメガネ生活に戻って行きました。
「もうメガネもコンタクトも嫌だ!」と思うようになり、当時僕の周りでどんどん実践者が増えていた「レーシック」を検討し始めました。
これが2009年のことです。
レーシック手術の不安
実際、レーシックを検討するようになってからはネットで色々調べて見ました。
レーシックマンセー!的な絶賛意見もすでに多かったですが、逆に後遺症に悩まされる人や視力が思うように回復しなかった人などの体験談などもありました。
人間は良い意見より悪い意見の方が気になるもの。
僕も結構「リスクあるかもな・・・」と思いました。
歴史が浅いから不安だったか?
何より沢山見かけたのは、レーシックは歴史が浅いため、まだ手術を受けた人が長い時間を生きて居ない。
だから年をとってから何らかの後遺症が出るのではないか?
という意見です。
これについては、実際歴史が浅いがゆえに誰も「大丈夫」と言えないのは実情です。
だから、この意見はまぁわかる。
けどね、、、結局医療なんて現在の正義が後々悪として扱われることもありますよね。
C型肝炎感染とか薬害エイズとか。当時は悪と認識してやっていたわけではありません。
だから、どれだけ考えても今の医療や常識が将来においても正しいなんて言い切れないですよね。
なら、逆説的に今レーシックの歴史の浅さを憂いても、それは意味がないんではないか?
と思うようになり、手術を決意したのです。
手術について
恐怖はあった
実際の手術前に、事前の検査を2回ほど行いました。
その間も「早くレーシックしたい」という気持ちが半分と、「怖い、不安」という気持ちが半分でした。
だって目にレーザーを当てるんですよ。
怖いに決まってるじゃないですか。
だから、決してノリノリでレーシックをしたわけでもないです。
エピレーシックになるかイントラレーシックでいけるかの瀬戸際
事前検査で、僕の角膜は厚さにムラがありました。
そのため、当時希望していたイントラレーシックというレーシック法は受けられないと診断されていました。
イントラレーシックの良さとして、手術後の目のケアの期間が短いことや、視力の戻りが早い事などがあり、自動車通勤が必須の僕としてはなんとしてもイントラレーシックを受けたかったのです。
でも、角膜の都合wで、エピレーシックというやや術後のケアが大変かつ視力の戻りがゆっくりするレーシックにせざるを得なかったのです。
まぁ仕方ないか。
と諦め、手術当日。
そこでサプライズが起きました。
術前の医師との問診で、「イントラレーシックを希望していたのですね。エピレーシックを行う予定になっていますが、僕ならイントラレーシックできるレベルです。」と言っていただき、ほんとに手術の5分前にレーシックの種類が変わるという事になったのです。
もともと希望していたイントラレーシックが受けられる!という嬉しさで、「はい!よろしくおねがいします」と即答し、無事イントラレーシックが受けられることになりました。
あっという間に終わった
事前検査をパスし、いざ手術。
手術自体は非常にクイックに進み、10分程度の超短時間で終了しました。
手術が始まってからは恐怖はなく、言われる通りにするだけ。
まな板の鯉状態。
終わってみると、「あっという間」と思える位の時間でしたね。
術後の痛みはなかった
手術後の後遺症としては、直後に若干のかゆみは感じたものの、少し控室で休んで、すぐに退院。
本当に流れ作業で、心配した痛みはありませんでした。
あっけないものでした。
レーシックの結果
こうして、無事レーシック手術は終わったわけです。
肝心の、結果はというと・・・・
視力は1.5を回復
まず一番の悩みだった近視は、レーシック手術後、視力が1.5と1.2 という小学校低学年の頃の水準まで回復しました!
シミュレーションでは1.0〜1.2位と聞いていたので、予想以上の成功に喜びが隠せませんでした。
コンタクトの煩わしさがなくなった
視力が回復したことで、もちろんそれまで超面倒だったコンタクトレンズの購入や眼科での診察などが一切なくなりました。
体調や目の調子が悪いとコンタクトが違和感を感じたり、ずれたり、外れたりすることも多々あったため、それが一切なくなるだけでもストレスがかなり軽減されました。
本当にありがたいです。
月のうさぎがキレイに見えた
手術当日は、自動車で帰るわけにはいかなかったので、眼科そばのホテルに宿泊しました。
翌日の夜、自動車で帰るときに見た月がたまたま満月で、餅をついているうさぎがくっきり見えたときは、「こんなにきれいだったんだ・・・」と涙が出そうになりましたね。
コンタクトやメガネ時代も感じたことのないクリアな視界に、感動。
9年経っても視力が落ちてない
そして驚きなのが、9年経った今でも、毎年の健康診断での視力検査はかならず1.5と1.2という手術後と同じ視力を保てている点が素晴らしい。
いや、厳密には毎年少しずつ誤差的なズレはありました。
1.2と1.0とかになったこともありますが、一時的な目の疲れ具合などによるものみたいです。
レーシックは、永久的に視力が上がるものではなく、その後の生活習慣などではまた視力が落ちる可能性はある、ということは認識していたのですが、9年間キープ出来ているのも感動です。
一日に15時間位PCを使って、目を酷使している僕でもこの視力を保てているのは改めてレーシックの素晴らしさを感じました。
レーシックの後遺症
レーシックのメリットを中心に書いてきましたが、後遺症やデメリットにも触れておきたいと思います。
グレア
一般的に、レーシック後は夜に見えにくくなる と言われています。
対向車線の車のヘッドライトが強く見え、光の輪のような物が見えるハロ、グレア という症状が出ることが多いです。
僕の場合も、確かにそれは感じでいて、やや手術前より光が眩しく感じることもあります。
9年経った今もそれは感じており、夜間の運転はあまりしたくないです。
とはいえ、仕事後に運転して毎日帰ってるので、日常生活に支障があるかというとな、全くないレベルです。
視力回復のメリットに比べてばなんてことない
僕の場合はこのようなちょっとした後遺症はあるにせよ、正直視力が回復したメリットと比較すれば全然大したことはありません。
むしろ目が悪いまま夜間運転してたときのほうがよっぽど危ないと言えます。
だから、この後遺症は僕にとっては非常に小さなデメリットにしか感じていません。
まとめ
以上が僕のレーシック体験記です。
後遺症などの副作用がゼロでは無い点は、しっかり認識をしておくべきであると思います。
ですが、レーシックによる「世界がクリアに見える喜び」の大きさは絶大なものがあります。
9年経った今でも「本当にレーシックをしておいてよかった」と思っています。
個人的には近視の皆さんに是非受けて欲しいと思っています。
※あくまでレーシックの判断は自己責任でお願いします。