商業高校や大学の商学部等に進学された方で、簿記の勉強でつまづいている方も多いのではないでしょうか。
「ちんぷんかんぷん」状態で、全然楽しくない。
という人が一定数居ます。
簿記は長い歴史の中で進化してきたとても優れたシステムであり、とても便利なモノです。
ですが、教師の教え方や「難しそう」「つまらなさそう」という先入観からちんぷんかんぷんになってしまう人の為に、日商簿記1級まで独学で取得した僕からのアドバイスを書いてみます。
目次
簿記はとっつきにくい
簿記という言葉もなんか「かたっ苦しい」イメージがある言葉ですし、ぶっちゃけ古いというかダサいというか、、
そういうイメージもあるでしょう。
学習をはじめても、貸方や借方といった日常とかけ離れたキーワードを覚える必要があるので、どうもとっつきにくい部分があるのは事実です。
更に、勘定科目も簿記のイメージを難しいものにしていると思います。
「現金」「借入金」とかはまだわかりやすいのですが、
「売掛金」「貸倒引当金」「減価償却費」など、漢字が多くてパッと見て意味がわからない科目が多いです。
更に、簿記の結果でつくられる「貸借対照表」「損益計算書」という言葉も、どこか素人を遠ざける近寄りがたい雰囲気を醸し出します。
ですので、とっつきにくさを感じてしまいがちなのもわかります。
いずれ意味ががわかるようになります
そんなとっつきにくい簿記ですが、最初はどうしてもその概念や決まり・ルールを覚える必要があります。
これは物事を論理的に考えられるタイプの人ほど、「何でだろう?」となる傾向があります。
ここで立ち止まってしまうと結構辛くなり、より簿記が嫌いになってしまいます。
ゲームのルールだと思え
ですので、この最初に覚える借方・貸方や資産・負債・純資産といった区分、勘定科目に関しては、簿記というゲームのルールだと思って、機械的に覚えてしまうほうが幸せです。
いちいちゲームのルールにツッコミや疑問を抱いてもしょうがありません、それは決まっているものなんですから。
自動車を運転するときに信号機の表示を覚えるのと大差ありません。
青は進んでOK、赤は止まれ というようなルールに引っかかっても仕方なく、その見方を機械的に覚えるしかないのです。
すぐに身につく
そのようにまずは覚えるという事が必要になるのですが、これも信号機と同じくすぐに身につきます。
まずは初めの「仕訳」をどんどんパターン化して覚えてしまってください。
すぐに身につくと思います。
まとめ
以上が、簿記がちんぷんかんぷんな方に、簿記経験者から送るアドバイスです。
新しい事を始めるときには、そのルールを覚える作業が一番大変だと思います。
さらにそれが日常とかけ離れたキーワードだらけの簿記はなおさら大変。。
ですが、その最初の壁を乗り越えれば、逆に簿記を好きになって楽しくなる人も一定数います。
(そうなれるかは性格や相性もあるので100%とは言えませんが。。)
どうせ勉強をしないといけないのだから、その壁をゲーム感覚で乗り越えられると良いですね!