以前の信号機は威厳がありましたね。
国道の上部にドーーンと構える、大型のサンバイザーのようなフードがついた信号機に「これは守らないと駄目だな」
と思ったものです。
最近は、交差点に申し訳なさそうに3灯の丸目を輝かせる薄型信号機が増えてきました。
目次
何でも小型化、薄型化の流れ
近年は、技術の進歩により、何でもかんでも薄型が進んでいます。
テレビ、ディスプレイ、PS4、macbook、コンド◯ム、毛髪、夕食の味付け等。
一部身体的特徴なども混入しましてすみません。基本的には省スペースに繋がるのでウェルカムですよね、気持ちが良いのでウェルカムですよね。髪が減るのはノーウェルカムですが。
ただ、あまり小型化、薄型化が進んでしまうと、迫力や威厳、また所有感が下がると思うのです。
その代表格が信号機だと思います。
ソーラ・レイのようなごつい信号機がカッコいい
昔の信号機はゴツかった。
日差しが強い日のゴルフ場で待機している3人のキャディさんのような、素敵かつ大げさなサンバイザー。
日焼けをするスキすら与えない剛性感。
まさにレビル艦隊やデギンごと焼き尽くしそうな威圧感。
これぞ信号機。
赤信号になれば「駄目だ、前へ進んじゃ駄目だ。光と人の渦が溶けていく。あ、あれは停車の光だ」と頭の中の彼が語りかけてくるようなイメージ。
あいつはある日突然変わっちまった。
そんな信号機ですが、私の住む たぬきとイノシシとアライグマが日々コラボする大都会にも、小型化・薄型化の波がやってきました。
見て下さい。薄い。ペラい。激安居酒屋の生中ビールのような薄さ。
このビール、なんか入ってるぞ、もしくはなんかが入ってないぞ。っていうほどの。
メンバーの事件に泣いてコメントする某40代中年アイドルの記者会見の涙のような薄さ。
ミニオンズの目のような、可愛らしいデザイン。横から見たら全く信号機に見えません。
威厳がゼロ。例えるなら新卒で新任の女教師のような威厳の無さ。
ええい、冗談ではない。
ネットの評判
ネットでの反応も、
・かっこ悪い
・気持ち悪い
・安っぽい
・チャチ
・いっそiPadにしろ
などと、称賛の嵐。最近のインターネッツは新しいものを蹴落としたがる傾向があるから、仕方ない。
でも、これに赤信号出されてもね。止まる気がおきんのですよ。
開発者に言わせれば、
「大きなヒサシ?あんなの飾りですよ。えらいさんはそれがわからんのです」
とでも言ってるに違いない。
恐らくヒサシを削ったのは、LEDの進化により日中でも視認性が問題なかったのでしょうね。
でもね、うちの近くの薄型信号機は日中見にくいよ。
「見える。私にも見えるぞ。」
そんなかつての威厳のある信号機を懐かしく思う今日このごろです。
PS しかし緑色なのに「青信号」ってなんでいうのかな。
信号の緑を青と呼ぶようになった原因ですが、日本に導入した時に、最初に報道した新聞が間違って「青色」って書いちゃったからだ、ってNHKのちこチャンでやってました。
そうなんですね!
貴重な情報ありがとうございますm(_ _)m
チンゲン菜やほうれん草のこと、青菜っていううじゃない!?
アレですわよ
確かに。・・・・