突然ですが、私は簿記検定を取得しています。
「商業高校卒業しましたぁ、簿記3級もってますぅ♥ あ、全商だけどぉ」
というアホなJKのような事を言うつもりはありません。
しっかり、日商簿記検定の1級と、全経簿記検定の上級を取得してます。
工業高校卒の私が何故簿記を取得したのでしょうか。
今回はそんな簿記検定についてのお話です。
目次
株式投資の企業分析の為
早速、簿記検定を取った理由です。
それは、株式投資のファンダメンタルズ分析が出来るようにするためでした。
当時2005年位、私は20代中盤でした。
株価上昇を受け、株式投資を始め、ブイブイ言わせてました。
いまは太ってきたのでブヒブヒ言ってます。
さて、株式投資には、ファンダメンタルズ分析という、企業の財務状況や企業価値などで投資の是非を判断する分析法があります。
上場企業は、IR情報といって会社の決算情報等を公開する義務があるため、その決算書等の財務諸表を基にいろいろ分析をして、投資判断をします。
ですので、決算書が読めないとどうしようもありません。
また、決算書が読める=各項目の意味が分かる。というだけでは心もとないです。
その数値がどうやって成り立っているか、また、その数値になった背景は何なのか?というところを読み解かないと決してファンダメンタルズ分析は出来ないのです。
その為に、まずは決算書を作る基礎となる仕分けや会計処理を学ぶべきだという結論に至りました。
それ故、簿記から勉強し始めたのです。
経理の仕事がしたいと思った
また、株式投資のためだけでなく、当時の職種で「この仕事は一生できないな」と思っていた私は、次に何を職業としてやりたいかを考えました。
基本的に、業種を問わず通用する仕事。
転職してもつぶしが効く仕事がしたいと思っていました。
また、昔から数字が好きで、お金が大好きでしたので、そういう面でも経理という仕事は性に合っていたのでしょう。
ですが、その時点では学歴も職歴も経理とは程遠く、20代も中盤。
簡単に未経験職種への転職は出来ない。
それなら簿記を取得しよう。
と思うのも無理のない話ですよね。
そして、私は希望どおり未経験ながら簿記検定というか細い武器を片手に、経理への転職を遂げました。
簿記検定の合格履歴
話は簿記検定の受験履歴に移ります。
私は、簿記の勉強を2006年元旦よりはじめました。
もちろん、最終的に1級を取得する!と決めていたわけではないですが、もしそういう気持ちが出てきたら11月に1級の試験がありますのでそれに合格したい。
というオプションは若干考えていました。
日商簿記3級
まぁまずは3級。これが合格しないと簿記道は閉ざされます。
ということで、3月の3級検定に向けて独学ではじめました。
やってみると、意外に簡単で、98点で合格が出来ました。
日商簿記2級
次に2級。3級試験の3ヶ月後の6月に試験があります。
そこにターゲットを当てて独学で勉強をしました。
2級は工業簿記という概念が加えられます。
最初はとっつきにくかったですが、この工業簿記の考え方は経理の仕事でなくても会社の原価計算等で非常に役に立ちます。
今思えば、本当に勉強しておいてよかったと思える分野です。
結果は、96点と3級に引き続きほぼ満点で合格。
日商簿記1級
2級の高得点合格に気を良くした私は、そのまま1級を目指すことにしました。
もちろん独学です。
テキストや問題集を買いあさり、5ヶ月後の試験に焦点をあて学習をはじめました。
流石に1級となると難関試験でした。
会計学や管理会計という新しい分野も加えられ、4つの合計点とそれぞれの点数の全てで合格点を取る必要があります。
学習はなかなかの困難を極めました。。
結論からいうと、11月の試験は撃沈しました。
そして、翌年6月の試験でリベンジ合格できました。
そして税理士試験へ
簿記2級を合格する頃には簿記への興味が最高潮wになっていましたので、1級の後は税理士も取りたい。
とまで思うようになっていました。
そして、独学で学習し、税理士試験の簿記論と財務諸表論まで合格をしました。
最後に
今回は、私が簿記の資格を取得した理由についてお話をしました。
単なる自慢という意味ではなく、サラリーマンの皆さんも、こうして自分のやりたい仕事に就きたければ、
また、私が株式投資の為に簿記をはじめたような興味がある分野に必要な知識・技能があるのなら、それは積極的に学習をしてほしい。
という思いを込めて書きました。
多少自慢も入ってたかな?w
想いは実現します。
ただし、未経験職種への転職がスムーズに行くのは20代までと思っておいたほうが良いでしょう。
30代、40代の皆さんは、諦めて今の職種を極める方に意識を向けるべきです。