WEBデザインという言葉を聞いたことはありますか?
・・・・まぁありますよね。
WEBサイトやメディア、ブログ等WEBサイトやページのデザインを行う仕事・作業を意味します。
またデザイン作業だけでなく、そのデザインを実際のページに組み立てていく「コーディング」という作業も広義のWEBデザインに含まれます。
今回は、そのWEBデザインで月3万円の副業収入を得るというお話をしたいと思います。
目次
WEBデザインができる人は重宝される
WEB自体の成長はもう20年以上続いていますが、今なお衰えず毎年高い成長率を記録している花形の分野です。
各企業がWEBでのアピールや広告、広報に力を入れ、ECサイトで商品を販売するという流れが止まりません。
また近年は情報発信手段としてSNSとサイトを連動させた「オウンドメディア」を持つ企業も増え、WEBサイト・ページを作る機会はますます増えているのが現状です。
そうなると慢性的に不足するのが「WEBサイトやページを作る人」すなわち「WEBデザイナー」となるわけです。
WEBデザイナーは今や大人気の職種でありながら需要も増えていて、人が足りない状況が続いています。
そのため、クラウドソーシングでもWEBデザイン・コーディングの仕事は常に生まれ、受注されていっているのが現状です。
需要が高まればある程度の高単価で受注できるようになるため、売り手市場と言えるでしょう。
デザインは文句なしに需要が高い
WEBデザインと言っても、やはり中心になるのはデザイン業務です。
単にキレイなデザインが重宝されるのではなく、使いやすさ・見やすさ・選びやすさといったユーザー視点を改善するという意味で「ユーザビリティ」「UI」「UX」という言葉がよく用いられます。
もはやデザインというのは、ユーザーに気持ちよくサイトを使ってもらうという視点が重要になってきているということです。
また、オシャレで派手な演出のあるサイトより、近年はシンプルにまとめたテキスト中心のサイトが人気です。
以前より制作のハードルが下がっている部分もあり、今から勉強しても半年程度で十分稼げるレベルまで上達できると思います。
LPの報酬は3万円から5万円程度
ではWEBデザインの報酬はどれくらいでしょうか。
LP制作(デザインとコーディングを含めて)で1件3-5万円程度の報酬というのが中心になると思います。
LPというのは、ランディングページの略で、検索エンジンや検索広告、SNS等からサイトに飛んできたときに最初に表示するページのことです。
ECサイトの商品紹介ページで縦に長いページを見かけることがあると思いますが、そういうものをランディングページと言います。
LPには閲覧者の興味を高める効果があり、そのLPの途中や最後にECサイトへのリンクが貼ってあるのが通常です。
購買意欲が高まった顧客を購入まで結びつける目的があります。
自然と縦長のページ1ページだけの制作となります。
1ページで3-5万円程度の報酬ですので、それなりにわかりやすい業務になりますので人気があります。
コーディングはハードルが低い分、単価はそれほど高くない
では、デザインではなくコーディングの部分に焦点を当ててみたいと思います。
コーディングとは、デザインをHTMLやCSS、javaScriptなどの言語を使って実際のページを組み立てる仕事であることはすでに説明をしました。
LPのコーディングは1.5万円程度か
LPのコーディングの報酬についてですが、先程説明したLPの例で言えば、コーディングは1ページのみの制作になることから割と単純な業務になります。
ページの長さや複雑さによっても当然違うのですが、クラウドソーシングでは1万円~2万円程度。
中心で1.5万円程度が相場だと言えます。
デザインと違い、好き嫌いによって修正ややり直しがない分、リスクが低い業務と言えますのでデザインに比較するとやや報酬は下がります。
狙い目はコーディング
デザインがある程度の経験やセンスが必要になることと比較し、コーディングはそれほどスキルもセンスも必要とされません。
細かく言えば読みやすいコードを書いたり、javaScriptの知識であったりと案件によっては高いスキルが必要になる場合もありますが、殆どの場合は静的な1ページコーディングの業務になります。
そこにセンスは要求されないことが多いでしょう。
デザイン通りの見え方がされればOKという要件が多いと思います。
そういう意味でも、副業の第一歩としてWEBコーディングに焦点を当てて学習するというのが、手っ取り早く・リスク少なくお金になる近道とも言えます。
デザインをするために必要なスキル
では、WEBでのデザインを仕事として受ける為に必要なスキルは何があるでしょうか。
Photoshop
それは、ズバリPhotoshopです。
WEBデザインのソフトは、以前はFireworks等も使われていましたが、現在はAdobe社のCreativeCloud一択の状況となってきました。
ですので、Photoshopさえ覚えればなんとか対応が出来ます。
Illustrator
最近、デザインをIllustratorで行うケースも増えてきたように感じます。
WEBデザインがシンプルで長方形や円のシンプルなパーツを多用するようになり、Illustratorとの相性が高まったことが要因だと思います。
また、Illustrator自体のWEBデザイン機能が充実してきたことも原因でしょう。
Photoshopとどちらが優れているかというと、それはサイトの方向性にもよりますが、画像メインのサイトの場合はPhotoshopでしょうし、シンプルかつ図形中心のサイトならIllustratorの方が向いているでしょう。
どちらでも自分の使いやすい方を使えばOK
Photoshop Illustrator どちらも同じAdobe社のソフトですので使い方やインターフェイスは共通化されている部分があり、学習コストは単純に2倍というよりはもう少し簡単に覚えられます。
ですが、それぞれ膨大な機能を持っているので、まずはどちらかに絞って覚えていくことをおすすめします。
どちらか決められない人は、とりあえずPhotoshopを覚えていくことをおすすめします。
コーディングをするために必要なスキル
では、具体的にコーディングで稼ぐためにはどんなスキルや知識が必要でしょうか。
ここでは代表的なスキルを挙げてみます。
html/css
まずはコーディングの基本となるHTMLとCSSのスキルが必要となります。
HTML、CSSは一般的なプログラム言語とは異なり、マークアップ言語という括りになり、プログラム言語に比較して難しさはほとんどゼロです。
ただ文法だけ覚えてしまえば誰でもWEBサイト・ページを組み立てることが出来ます。
javaScript
javaScriptは、サイトに動きを出す仕組みで、HTML/CSSとは異なり、プログラム言語となります。
例えば、ボタンをクリックするとテキストの文章が差し替わったり、スマホサイトでMENUボタンを押すと隠れていたメニューが表示されたりといったことができるようになります。
しっかり覚えるのは初心者であればそれなりの時間もかかり、苦手に感じる人も多いと思います。
ですが、とてもメジャーで歴史のあるプログラム言語ですので、わからないことがあればgoogleで「javaScript ページの幅を取得」等と検索すればいくらでもプログラムコードが検索出来ます。
別に自分で1からプログラムを組む必要は無いのです。
LPのコーディングで必要なjavaScriptはそれほどバリエーションはありませんので、特に勉強しなくてもWEB上のコードを組み合わせれば実現できるものがほとんどです。
jQuery
jQueryというのは、javaScriptを簡単に掛けるようにした言語です。
javaScript自体がWEBページを動的に変化させるための言語ですので、それを使えばよいのですが、javascriptはややコードや命令文が長くなりがちな性質を持っています。
それを、もっと使いやすく、簡単に書けるようにしたのが「jQuery」という言語です。
といっても、基本的にはjavaScriptであることは変わらないので、javaScriptのプログラムと混ぜて使うことも出来ますし、完全にjQueryだけで完結したコードを書くことも出来ます。
現在LPの制作で動きをつける場合は、ほとんどがこのjQueryだけを覚えておけば対応できると思います。
ただし、jQueryで指定するものはHTMLやCSSで指定したclassやID、スタイルとなりますので、HTML/CSSの知識は前提として必要になってきます。
PHP/WordPress
LPの制作ではほとんど関係は無いのですが、番外編としてPHPやWordPressを挙げたいと思います。
WordPress自体がPHPというプログラミング言語で造られていますので、実際にはPHPという捉え方でも良いのかもしれません。
WordPressは世界で一番使われているWEBサイト作成ツール(CMS)と言います。
LPではありませんが、このWordPressを組み立てられる程度のPHP知識やWordPress独自の命令語等をマスターすれば、一つ上の報酬を狙えますので番外編として付け加えておきます。
短納期案件が狙い目
短納期だと単価交渉がしやすい
クラウドソーシングで稼ぐためのポイントは、短納期の案件を狙うということです。
発注者も、できるだけ安く費用を抑えるためにクラウドソーシングを使うわけですが、その発注をする背景には
「あてにしていた人からキャンセルが入った」
「自社で対応予定だったが都合がつかなくなり外注することになった」
など、望まないまでもギリギリの案件になってしまい、クラウドソーシングに発注することになる場合があります。
早めに仕上げる必要があるときには、多少の料金アップは目を瞑るものです。
少しでも早く受注者を決定して、業務に入ってもらいたいというのが本音でしょう。
ですので、短納期の案件は「納期厳しいな」と思いがちですが、実は提案料金は高めに設定しても通る可能性は格段に上がります。
LPのWEBデザイン・コーディングであれば1週間程度の短納期案件があればひとまず提案してみるのもおすすめです。
どこで受注するか
WEBデザインで稼ぐ方法や学習方法を見てきましたが、実際にどこで受注をしたり仕事を探したりすればよいのでしょうか。
日本のクラウドソーシングサービスは2大勢力があり、それが「ランサーズ」と「クラウドワークス」です。
どちらも同様のサービスで、プログラミング系、ライティング系、WEB系の仕事に強いサービスです。
発注者としても、この2サービスは基本として外さず募集をするので、どちらも登録しておくのは必須です。
まれに発注者側の好みで「ランサーズのみ使う」みたいな場合もありますので、必ずどちらも登録しておいて下さい。
登録方法
以下のバナーより各サイトにジャンプし、会員登録をして下さい。
もちろん、登録や仕事を見るだけなら無料です。
受注してはじめて手数料が発生するのでご安心くださいね。
WEB制作会社からの受注だとリピートも狙える
クラウドソーシングを利用する発注者としては、個々の企業が自社のサイトの制作で募集を掛けることが多いです。
でも、それと同じ位多いのが「WEBの制作会社が外注先としてクラウドソーシングを利用する」場合があります。
地元に密着したWEB制作会社の場合、案件が重なると自社で全てを完結させることができなくなる場合も多々あり、そういう場合に外注先としてクラウドソーシングの個人に依頼をするケースが多くあります。
一度こういうWEB制作会社の案件を受注し、信頼を得ると次から優先的に声をかけてもらえるようになり、自分で仕事を探しに行く手間や提案の手間が省けるので非常に効率的な仕事ができるようになります。
是非WEB制作会社からの募集については、最大限手厚い対応で次回以降のリピートにつながるようにすることをおすすめします。
まとめ
今回は、クラウドソーシングを利用してWEBデザイン/コーディング業務で月3万円を稼ぐ方法をお伝えしました。
初学者の方は、ある程度の知識を得るのにひょっとしたら数ヶ月~半年程度掛かる場合もあると思います。
ですが、WEB制作は人不足が激しい職種です。
一度技術を身につければ継続的に月3万円程度なら十分稼ぐことが出来ます。
学習自体のコストも、ドットインストール等の無料動画講座も充実しており実質ゼロ円で学ぶことができる時代。
最大限に活用して、一生のスキルを身につけてガンガン稼いでいきたいものですね。