これを読んでいる方はサラリーマンの方だと思います。
あなたは会社の給与に満足していますか?
今後の生活に一切の不安なく日常を過ごせてますでしょうか。
誰もが「Yes」と即答することは出来ないのではないでしょうか?
今回はサラリーマンの収入に生活の全てを依存してしまうのは危険、という話をしたいと思います。
目次
勤め先の会社はいつまで続くかなんてわからない
あなたの勤め先はどれくらいの規模でしょうか。
日本を代表するトヨタ、ソニー、メガバンク。
そんな各業界の圧倒的No1の大企業であれば、少なくてもあなたが勤める間に倒産や買収される可能性は低いでしょう。
しかし例えば東芝、山一證券、エアバッグのタカタ等、新旧ありますがある程度の規模の企業でも、不祥事や市場でのシェア低迷で経営破綻や経営統合などの憂き目にあうことは十分にあるといえます。
大多数の一般のサラリーマンは、それにも満たない中小企業で働く方が多いと思います。
その時点でまずは危機感を持ってほしいです。
大きな得意先が売上の多くを占めている場合は注意
特に、とある得意先に対する売上が会社の売上の半分以上。
なんていう企業は要注意です。
その得意先の経営状況悪化や、競合会社への発注比率が増えることで売上が一気に下がります。
あなたの会社との取引が半分なってしまうだけで、あなたの会社の売上は25%減ることになります。
売上が25%も減るとどうなるか。
従業員の給与をはじめ、固定的な費用がまかないきれず、リストラを始める場合も出てくる可能性があります。
それだけ、大きな得意先1社又は数社に依存している状況は危険です。
会社の業績と自身の生活が一蓮托生みたいな状況は恐ろしいですよね。
倒産したらあなたは大丈夫?
では、あなたの会社が倒産してしまったらどうなるでしょうか。
少し考えてみてください。
当面のお金はあるの?
倒産してしまうと、7日間の待機期間の後、雇用保険から失業手当が支給されます。
給料の6割程度の給付は約束されるわけですが、果たしてそれだけで当面の生活は維持できますか?
更に失業手当は90日間や勤務期間によって120日とかの期間もらえますが、その間に再就職できなかったら手当はゼロになります。
猶予は3ヶ月間。
まずは、それ以上の失業期間に耐えられる貯蓄があるかを確認し、常に備えておく必要があるでしょう。
転職出来るの?
次に再就職のことです。
当然次の会社に就職する必要が出てきますよね。
あなたに有利な条件で転職できるだけの市場価値はありますか?
ほとんどの方が、勤め先での仕事に最適化された知識や経験しか持たないと思います。
すると、同業種しかあなたのキャリアは役に立ちません。
相当の知見が無いと同業種に再就職できたとしても待遇が上がることは無いでしょうね。
厳しいことをいうようですが、退職前の会社に最適化されてしまったサラリーマンは市場価値がとても低いと言えます。
活躍できる場が限られていると考えておきましょう。
副業でいざというときのリスクヘッジを
今の会社に全てを依存する危険性は理解したと思います。
ではその危険を回避するにはどうしたら良いでしょうか。
基本的には金銭的なリスクと次の就職先のリスクに備えることです。
そのために有効なのは「副業」なのです。
副業でいざというときの備蓄を準備
まずは金銭的なリスクに備える意味で、サラリーマンでも副業をしましょう。
どんどん稼いでください。
そのお金は決して生活の維持には使わないことです。
パートナーに渡したら最後。
生活費の一部に組み込まれてしまいます。
お小遣いアップの為 というのもできれば避けてください。
あくまで「何かあったときのため」の備蓄として貯めることが重要。
予備タンクを持つことは、精神的な安定に繋がります。
副業でスキルを高める
同時に、副業で自身の価値を高めることをしましょう。
単に時間を売るような飲食店やコンビニの労働ではなく、なにか自分にスキルや知識が残るような副業がベストです。
そういう意味では、僕はブログ運営をおすすめするのですが、長期の稼げない期間が発生しますのでその点は注意してください。
本当はそのまま起業してしまえるレベルになってほしい
僕が思う理想の状態というのは、会社の経営不振や倒産が起きたらすぐにでも起業できることです。
仕事をしながらスキルを磨き、圧倒的な能力を身に着けておくことです。
まとめ
ここまで繰り返し書いてきたことですが、サラリーマンは勤め先の給与だけでなく、他ルートでの収入を得ることが大切です。
一つのルートの収入だけに頼らず、複数の収入源を得られる状況を意識的に作ることは人生のリスクヘッジになるでしょう。
更に収入だけでなく、スキルの面でも勤め先に最適化された知識・経験以外の強みを持つことが重要ということです。
先行きの見えない日本社会。
勤め先に依存しすぎるとあなたは近い将来に無価値になるかもしれませんよ。