改良版）チャットワークで毎月の定期タスクを自動追加する方法

以前、チャットワークで定期タスクを投稿する仕組みを説明しました。

チャットワークで毎月の定期タスクを自動追加する方法

意外にも沢山の閲覧を頂いており、その改良版（以下「新バージョン」）を作成しましたのでご紹介したいと思います。

基本的に、前回のプログラム（以下「旧バージョン」）の一部修正版となりますので、まずは↑の記事で内容を把握していることを前提で進めていきます。

何を改良したか

新バージョンでの改良点は以下のとおりです。

一番上の変更点「タスク追加日」がフレキシブルに指定が出来るようになった点が格段に改良されていると自負しています。
結構毎週月曜日にやる仕事　とかありますからね。
なにげに「毎月末日」を指定できるのも、月ごとに末日が違う点を吸収してくれるので便利ではないでしょうか。

まぁぶっちゃけ、それ意外の変更点は大した変更ではありません。
ちょっと見やすく、わかりやすくなったかな？程度の変更点です。

変更手順の概要

旧バージョンからの変更方法は、以下のとおりです。
旧バージョンですでに運用をしている方は、恐らく１０－２０分程度で新バージョンに移行出来るかと思います。

1. 新しいスプレッドシートをコピーします
2. スクリプトエディタを立ち上げます。
3. 新バージョンのgoogle App Scriptをこの記事からコピーして 、スクリプトエディタにコピペします。
4. スクリプトエディタで独自の環境に合わせた微修正をする
5. スクリプトエディタの定期実行設定をする
6. 定期タスクをガンガン入力する（旧バージョンから移植になるかと思います）

旧バージョンは、新バージョンに入れ替え後削除することをおすすめします。
じゃないと、新旧システムから重複してタスクが追加されてしまいますので(^_^;)

具体的な変更手順

１　新しいスプレッドシートをコピーします

こちらから、テンプレートとなるスプレッドシートをコピーします。

[ファイル]-[コピーを作成]をすると、コピーされた新しいスプレッドシートが開くので、適当な名前を付けておいてください。

２　スクリプトエディタを立ち上げます

[ツール]-[スクリプト エディタ] をクリックし、スクリプトエディタを起ち上げます。
画面のようなGASエディタが立ち上がります。

こちらも適当な名前を付けておくと良いでしょう。

３　新バージョンのgoogle App Scriptをこの記事からコピーして 、スクリプトエディタにコピペします。

以下のスクリプトをスクリプトエディタにコピペして下さい。
元から入っている部分もまるごと上書きしてOKです。

function chatworkAutoPost(){
//*****************************************************
//初期設定
//*****************************************************

//chatworkのトークン
var tkn='XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX';
//定期リストが入っているシート名の設定
var sn='定期作業'

//スプレッドシートのファイルID
var ssId='XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX';

//タスクリストの最大の行数（あんまり多いと時間制限にひっかかるよ）
var maxRow=1000;


//*****************************************************
//メインメソッド
//*****************************************************
var ss=SpreadsheetApp.openById(ssId);
var s=ss.getSheetByName(sn);
var ld=new Date();　//今日の日付オブジェクト
var dt=new Date();　//今日の日付オブジェクト
var tanto;
var limit=0;
var message;

for(i=3;i<=maxRow;i++){
var rid = s.getRange(i, 1).getValue();
var flg=getShoriFlg(s.getRange(i, 3).getValue(),dt);

if(rid==''){
break;
}else{
if(flg==true){
//実際のAPI処理

//タスクの本文を作成
message='[info][title]';
message+=s.getRange(i, 5).getValue();
message+='[/title]';
message+=s.getRange(i, 6).getValue();
message+='[/info]';
message+='※これは自動に投稿されたタスクです';

//タスクの期限を決定
ld=new Date;
ld.setDate(dt.getDate()+s.getRange(i, 4).getValue());
limit=ld.getTime()/1000;
limit = limit.toFixed();

//タスクの担当者を取得
tanto=s.getRange(i, 2).getValue();

//タスクの追加処理
addTask(tkn,rid,message,limit,tanto);
}
}
}//next
}

//*****************************************************
//タスク追加処理メソッド
//*****************************************************
function addTask(token,room_id,body,limit,to_ids){
var params = {
headers : {"X-ChatWorkToken" : token}, //APIトークン
method : "post",
payload : {
body : body,　//タスク内容
limit : limit, //タスク期限
to_ids : to_ids //アカウントID
}
};

Logger.log(params);

//タスク投稿実処理
var url = "https://api.chatwork.com/v2/rooms/" + room_id + "/tasks";
return UrlFetchApp.fetch(url, params); //チャットワークAPIにリクエスト
}

//*****************************************************
//処理すべき日かの判定
//*****************************************************
function getShoriFlg(postdate,dt){
var flg=false;
var span=postdate.substr(0,4);

if(span=="[毎日]"){
flg=true;
}else if(span=="[毎週]"){
var d2;

switch(postdate.substr(4,1)){
case '月':
d2=1;
break;
case '火':
d2=2;
break;
case '水':
d2=3;
break;
case '木':
d2=4;
break;
case '金':
d2=5;
break;
case '土':
d2=6;
break;
case '日':
d2=0;
break;
}

if(dt.getDay()==d2){
flg=true;
}
}else if(span=="[平日]"){
if((dt.getDay()>=1)&(dt.getDay()<=5)){
flg=true;
}else{
flg=false;
}
}else if(span=="[毎月]"){
if(dt.getDate()==postdate.substr(4,2)){
flg=true;
}
}else if(span=="[月末]"){
if(new Date(dt.getFullYear(), dt.getMonth() + 1, 0).getDate()==dt.getDate()){
flg=true;
}
}else if(span=="[毎年]"){
if((dt.getMonth()+1==1)&(dt.getDate()==1)){
flg=true;
}
}
return flg;
}



４　スクリプトエディタで独自の環境に合わせた微修正をする
コピペした新バージョンのスクリプトの７行目と１３行目に、それぞれ

チャットワークAPIのトークンと、手順１でコピーしたスプレッドシートのIDを入力して下さい。

これらの確認方法は、旧バージョンの記事を参考にして下さいね。
５　スクリプトエディタの定期実行設定をする
こちらも、毎日同じくらいの時刻に定期実行して、タスクを自動投稿させるための必須設定です。

この辺りも旧バージョンの記事を参考にしてください。
６　定期タスクをガンガン入力する（旧バージョンから移植になるかと思います）
スプレッドシートの「定期作業」に、どんどん定期に自動投稿するタスクを入力していって下さい。
こんな感じでタスクが追加されます

このように、タイトルと本文でわかりやすくタスクの内容を表示出来ます。

また、※これは自動に投稿されたタスクです　というようなテキストも追加されますので、自分で投稿したタスクかどうかの判別も付きます。
最後に
実は旧バージョンをリリースしてすぐにこの新バージョンが完成していたのですが、ブログに公開するのが遅くなってしまいました。

もう今ではこの仕組なしでは、毎月のタスク管理が面倒で仕方ないレベルです。
旧バージョンをご利用の方も、是非今回の新バージョンへのバージョンアップをして頂ければまたタスク管理の達人に近づけると思います♪