この記事では、私が太陽光発電を始めるときに試算した収益シミュレートの内容を書いていきたいと思います。
太陽光初ではあくまで「投資」です。
元手を回収した上で、さらに利益を見込めてこその投資。
ですのでシミュレーションだけはしっかりしておきたいものですね。
目次
投資資金
まずは投資金額から。
野立てと住宅屋根分を合計して、税込み462万円の投資額です。
残念ながら野立てと屋根分を分けることはできません。
トータルとしてのシステム投資額ですね。
売電契約
中部電力との売電契約については、10kW以上の設備ですので20年固定買い取り かつ 余剰売電契約にしています。
売電単価は税別18円となります。
18円であれば、全時間で電力を買う単価の方が高いため、自家消費分を考えれば余剰売電の方がトータルメリットは大きくなります。
発電シミュレーション
発電シミュレーション
Q CELLSのサイトから算出された月別の発電シミュレーションは以下のとおりです。
1kWあたり18円(税別)ですべて売電した場合のシミュレーションとなります。
月 | 発電量(kW) | 売電金額(円:税別) |
---|---|---|
1 | 2,050 | 36,900 |
2 | 2,361 | 42,498 |
3 | 3,137 | 56,466 |
4 | 3,288 | 59,184 |
5 | 3,477 | 62,586 |
6 | 2,990 | 53,820 |
7 | 3,081 | 55,458 |
8 | 3,285 | 59,130 |
9 | 2,597 | 46,746 |
10 | 2,537 | 45,666 |
11 | 2,011 | 36,198 |
12 | 1,966 | 35,388 |
合計 | 32,780 | 590,040 |
このとおり、年間収益額は約60万円となっています。
それに消費税が付加されますので、65万円位でしょうか。
10%への増税後は66万円位になろうかと思います。
回収年数
投資金額462万円に対し、年間税込み収益を65万円と仮定すれば、約7年とちょっとで投資の回収が終わることになります。
トータル利回り
20年間トータルの利回りを考えてみましょう。
1年あたり0.5%程度の性能低下(劣化)を考慮してみます。
年 | 性能 | 売電金額(税別) |
1 | 100% | 590,040 |
2 | 99.5% | 587,089 |
3 | 99% | 584,140 |
4 | 98.5% | 581,189 |
5 | 98% | 578,239 |
6 | 97.5% | 575,289 |
7 | 97% | 572,339 |
8 | 96.5% | 569,389 |
9 | 96% | 566,438 |
10 | 95.5% | 563,488 |
11 | 95% | 560,538 |
12 | 94.5% | 557,588 |
13 | 94% | 554,638 |
14 | 93.5% | 551,687 |
15 | 93% | 548,737 |
16 | 92.5% | 545,787 |
17 | 92% | 542,837 |
18 | 91.5% | 539,887 |
19 | 91% | 536,936 |
20 | 90.5% | 533,986 |
合計 | 11,240,262 |
このような収益シミュレーションが立ちます。
消費税率を全期間10%と仮定して考えれば、約1,236万円となり、462万円の投資に対しての利益は774万円。総合利回りとしては、268.7%となります。
この超低金利時代、十分な投資シミュレーションとなります。
21年目以降の見通し
正直、21年目以降の売電については全く予測ができません。
基本的には売電できず、自家消費のみで使用していくという前提で考えていけばよいかと思います。
その場合のリターンは微々たるものなので、計算には含めないようにしたいと思います。
まとめ
太陽光発電は株式やFX等の投資と違って、投資の結果が非常に見通しやすい投資です。