※今回の記事は、楽天から正式に発表があったものではありません。楽天から発表された事実を元に推測した部分が多くあります。
ブログアフィリエイトをしている人にとって、Amazon・楽天の2大ECモールのアフィリエイトは必須と言えると思います。
楽天は、半年に一度出店者向けに行っているカンファレンス(夏はEXPOといいます)という会があります。
その楽天EXPOが本日行われたのですが、その中でアフィリエイトについて重大な発表がありました。
今回はその内容と予想される変化について書いてみたいと思います。
目次
楽天EXPOで発表された内容
出店者向けの発表会ですので、一般ユーザにはあまり関係の無い内容も含まれています。
従来のカンファレンス・EXPOではアフィリエイトに関するトピックスは少なめで、楽天のアフィリエイトシステムは大掛かりな変更はされずにいました。
それが突如、大変動をすることになったのです。
簡単に言ってしまえば、「従来、楽天はアフィリエイトリンクを踏んで30日以内なら、結果として他の商品を購入されても成果となる」というありがたい仕組みだったのが変わることになります。
30日間の購入期間は、24時間以内に買い物かごに入れられた商品が注文されたとき に大幅変更されることになりました。
また、アフィリエイト料率が基本1%だったのが、商品によって2%~8%に引き上げられることになります。
どちらも、Amazonの仕組みに近くなることになります。
従来の仕組みは問題ではあった
従来の30日間・他の店で買っても成果を認識される。
という点が問題であったことも確かです。
主にショップ側にとっては、自分の店へのアフィリエイト経由ではないのにアフィリエイト手数料を楽天に支払う必要がありました。
これが、アフィリエイトリンクを踏んでから24時間以内に変更されたことで、格段にアフィリエイトリンク=購入商品という本来あるべき構図に近くなることが予想されます。
アフィリエイターに及ぼす影響
今回の変更で、実際にアフィリエイターにどのような影響があるかは、現状楽天より発表がされていない以上明確ではありません。
ただし、確実に楽天アフィリエイトを直でやっている場合はもちろん、他のASP経由で楽天アフィリエイトをしていた方にも影響があるでしょう。
基本的には成果の認識基準はショップ側への請求基準と揃えてくるはずですから、今回の変更点がそのままアフィリエイトの報酬に影響してくると思われます。
アフィリエイト料率が上がることでの影響
また、楽天のアフィリエイトはAmazonのそれに比較し料率が一律でアフィリエイターにとって商品を紹介しにくい点がありました。
特にアパレル等利益率の高い商品は、Amazonと比較して1%の料率では全く儲からなかったのが、カテゴリごとの基本料率設定により購入させる難易度によって報酬も変動するような仕組みに変わることで紹介しやすくなる。
という事が予想できます。
型番商品等は消費者の価格志向が強いので、アフィリエイト手数料で下駄を履かせるより、価格を安く設定して販売量を増やした方が楽天にとってもアフィリエイターにとっても顧客にもメリットがあります。
このような商品カテゴリごとの特性をアフィリエイトに反映させてきたと言えます。
適用時期は?
残念ながら、適用開始時期は現段階では不明です。
分かり次第報告したいと思います。
広く薄かったアフィリエイトが狭く濃くなる
今まで楽天アフィリエイトはとりあえずリンクを沢山仕掛けておけば、いつかなにか注文してくれるだろう。
という甘い考えは通用しなくなる可能性が高いです。
本当におすすめしたい商品を、しっかり紹介をした場合に読者がその商品をカゴに入れ注文する。
そして、アフィリエイターに成果が生まれる。
というアフィリエイトとして至極まっとうな仕組みに変化することとなるでしょう。
その意味で今回の変更は歓迎すべきものと言えるでしょう。
一方、数撃ちゃ当たる と楽天アフィリエイトを使ってきたアフィリエイターには厳しい受け止められ方をするかもしれませんね。
まとめ
楽天のような大きなモールにとって、今回のような大きな変更はかなりの賭けに違いないでしょう。
また、昔ながらの楽天の「shopping is entertainment」というスローガンから最近はAmazonに寄せるような動きが見られ、ECの方向性も大きく変わってきそうな雰囲気です。
いずれにせよ、購入する一般ユーザのニーズに応えるべきものであってこそのアフィリエイトだと思いますので、今後もシステム改善に期待したいものです。