太陽光発電を契約するにあたっては、いろいろな業者から見積もりを取ると思います。
私がおすすめするのは
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ですが、
私たち一般人はそれほど太陽光発電に詳しくないので、どうしても表面的な見積もり金額や利回り・投資回収期間などで判断をしがちです。
もちろん、太陽光発電を投資として考えて設置する以上、それらは非常に大切ですが、それ以上に大切とも言える事があります。
それは「設置施行業者」です。
今回は、そのことについて書いていこうと思います。
目次
太陽光発電は10年-20年超と長期間利用する
太陽光発電は、FIT法に後押しされ一気に普及しました。
10年、20年という固定価格での電力買い取りが約束されています。
大体の投資プランとしては7-10年程度で初期投資を回収し、それ以降は純利益になる。
というケースが多いのではないでしょうか。
そうなると、必然的に「その間、設備を維持しないといけない」という事になります。
形あるものはいつか終わる、壊れる、なくなるものです。
太陽光発電システムも同じです。
いつまでも新品でも無いし、太陽光パネルを設置するボルトや架台も劣化します。
壊れたり、劣化で修理が出来るならまだマシです。
最悪なのは、強めの台風や突風で太陽光パネルが架台から外れて屋根から落ちてくる。
運悪くその下に人が居たら間違いなく死にます。
また、パネルが風に煽られ剥がれてしまい、近所の家や人に損害を与える。
ということも絶対無いとは言えません。
長期間無事に利用できてはじめて投資として意味があると思います。
以上のようなトラブルを防ぐ為に一番重要なのは、「販売会社が自社のスタッフで施行まで行う」という事です。
販売会社が自ら施行することの重要さ
では、なぜ販売者が自ら設置施工することが重要なのでしょうか。
一般的に、商売は
・生産者
・販売者
・設置工事者
というのが分離され、それぞれが強みを生かして商売がつながり、成り立ちます。
近年は生産者がそのまま小売を行ったりという商流も増えてきていますが、家や大規模な工事に関わるような商売はまだまだこのような構造になっています。
太陽光発電も例に漏れません。
太陽光パネルメーカーから販売業者がパネルや資材を仕入れ、設置施工業者に設置を委託する。
という形で、販売と施行の業者が分かれる事が一般的です。
ですが、施工業者側から見ると、「いかに沢山の仕事を受け、短期間で回すか」で、儲けが変わってきます。
購入者への補償や契約は全て販売業者が行うので、施工業者はアフターケアを考慮しなくても良いという立場を使って、手抜き工事が行われる可能性もあります。
もちろん、ほとんどの施工業者はそんな手抜きはしないと思いますが、リスクは残ります。
安心出来る販売業者は自社で施行まで行う
ですので、施工業者を外注している販売者から買ってしまうと、何かトラブルがあった時に責任の追跡ができなくなる可能性があります。
個人事業主や一人親方みたいな職人にお願いしてしまうと、その人個人が廃業したり亡くなった場合にはトラブルの基となってしまいます。
販売業者と施工業者の責任のなすりつけあい のような事が行われないとも限りません。
こういう事を避けるために、太陽光発電システムの施行は、販売業者が自ら責任を持って行う。
という事が非常に重要になりますし、安心して契約できるポイントにもなります。
メンテナンスの部分でもメリットあり
販売業者とは10年、20年、それ以上の付き合いになる可能性があります。
販売業者が自社で施行までする場合、その間のアフターケア 特にメンテナンスの部分でもメリットがあります。
施工業者を外注していると、品質や料金が安定しにくいという面があります。
自社で施行まで行っていれば、品質についてもマニュアル化され担保されているでしょうし、何より料金もマージンを減らせるので安定して低くなる傾向にあります。
太陽光発電は基本的にはメンテナンスフリーと言われますので、それほどメンテナンスが頻繁に必要にはなりません。
ですが、機械・装置である以上、メンテナンスをしっかりしておくことが10年、20年、それ以上という長い期間を通じて安心して売電出来るでしょう。
まとめ
以上、太陽光発電の契約時に注意すべきポイント「施工業者」についてお話をしてきました。
どうしても投資の利回りや回収年数ばかりがクローズアップされる太陽光発電。
ですが、長い期間安心して使うために、「安心した高品質な施行」という面も考慮したいものです。
太陽光発電を契約する場合は、必ず販売業者の営業マンに「施行は自社でやってるのですか?」という事を確認するようにしてくださいね。