を見て「なんか怪しい自己啓発本のタイトルみたいだなぁ」と思った方もいるかも知れません。
ですが、これは僕の約40年間の経験の中から言えることです。
僕は大した事もしてないし、偏った人生かもしれませんが、それでもある程度の社会経験や勉強を精一杯して、起業までを経験してきて感じることです。
まず世の中には「成功する人」と「しない人」が存在します。
成功とは何でしょうか。その概念は一概には言えません。
結婚をして子宝に恵まれ安定した人生を成功という人もいるかもしれませんし、使い切れない位のお金を手にして成功と思う人もいるでしょう。
または会社での出世により、社長や役員まで上り詰めて成功と感じる人もいると思います。
その成功の定義は様々ですし、それぞれ違って良いと思います。
ですがそれでは話がブレてしまいますので、今回は誰しも興味のある「お金」それも「大金」を得る事を成功と定義しましょう。
宝くじで当たったり、竹やぶで拾うようなお金の手に入れ方は残念ながら今回の成功には含めませんのでご注意。
では、その意味で「成功」した人は何故成功できたのでしょうか。
今回は成功の原因を考えてみます。
目次
世の中は運が80%だ
まずはっきり言いたいのは、成功するも失敗するも、努力や経験よりも「運」が大きく作用するということです。
ここでは「運が80%」と言いましたが、キャッチーなタイトルにしたかっただけですので実際は70%かもしれませんし90%かもしれません。
それを測るすべも持たず、平均を取ることも出来ませんが、「運の要素が大きい」 という点だけを認識してほしいです。
人の人生は運で大きく変わってしまいますし、生まれた時点、すなわちゼロの時点でもはや大きな差がついています。
生まれ、育ち
極端な話日本やアメリカなど、先進国に生まれただけでそれは運が良いと言えるでしょう。
中東など内紛が絶えない地で生まれていないだけ運が良いです。
もっと言えば、この裕福で最低限の暮らしが保証されているような時代に生まれた事もすでに運が良いと言えます。
それは基本としても、細かい話になればどの家庭で生まれたかということだけでもスタート地点が異なります。
家庭の裕福度や教育レベルの高低、親の質等、持って生まれたものがまず異なります。
これが恵まれていれば、それだけでその後成功する可能は格段に大きくなるでしょう。
ゼロ地点でお金があるということは、それだけでいろいろな経験が出来、感性自体も磨かれるきっかけになります。
これは立派なアドバンテージです。
スペック
次に生まれた時のスペックです。
これは努力でなんとかできる範囲と、努力では解決出来ない部分も混ざっています。
ですが基本的な部分でのスペックの高低は、もって生まれたものやその後の家庭環境によって変動してきますので、やはり運の要素が強いです。
容姿
例えば容姿。
これも美男・美女なのか、ブサイク・ブスなのか。
言葉は悪いですが、これだけで先の人生で得をする可能性は全く異なります。
確実に容姿がよければメリットになります。
そして、成功の可能性も高くなります。
頭脳
人間はある程度生まれたときにその頭脳レベルも決まっていると思います。
正確に調べたわけではありませんが、どうしても勉強が出来ない人や記憶力が悪い人というのは歴然と存在します。
一方何でもすぐに身につけ、応用していけるような頭脳明晰な人も居ますよね。
IQ200とか、まさにその良い例です。
これも運です。
運動神経
運動できるかどうかも運です。
これは運だけでなく、その後の努力や練習の割合も大きめではありますが、そもそも運動に向いている骨格や体格等は存在しますよね。
これも自分ではコントロール出来ませんので、運といえるでしょう。
ただし現代における成功のチャンスを掴む要素として、運動神経が良いというのはあまりメリットになることは少なそうです。
就職先
次に就職先です。
就職こそ運が非常に作用しますよね。
もちろん在学中に技術を学び、知識を学び、周りと比較して有利な就職活動ができる状況はあります。
ですが、そもそも就職はタイミングです。
就職氷河期に就活するか、今のような売り手市場の人不足時代に就活するか等で大きく選択肢は変わるでしょう。
さらに土地柄もあります。
いくら努力している人でも家庭の事情で家を離れられなかったりすると、田舎に住んでいる事自体で就職先は限定されます。
美辞麗句で飾ろうが、世の中の真実である
以上、さまざまな分野で人は公平ではないという事も述べてきました。
つまり、運が必要です。
当然運ですから自分ではコントロールできない点も、もどかしいですが現実です。
「頑張れば必ず成功する」「上手く行くよ」という美辞麗句はもはや現代は通じないと思って下さい。
でも20%は努力の要素もある
運がほとんどという事は理解できたと思います。
じゃあ運を天に任せて、起きることのみを受け入れる人生で良いのでしょうか。
いいえ、それは絶対に違います。
そこが運が80% という所以です。
残りの20%は運以外の要素だと考えます。
その要素は主には「努力」といえるでしょう。
ここからは、努力でカバーができる部分のお話をしたいと思います。
学歴
まずは学歴から。
勉強するのにお金はかかりません。
いや、塾とか経済的な事情でいけない場合もあるでしょう。
塾に行ったほうが「早く・効率的に」学習を進められるというアドバンテージも否定しません。
ですが根本的には「本人のやる気」でどうでもカバーできる問題だと思います。
根性論みたいな話にはなってしまいますが、やる気にかなうものは無いと思います。
ですので、頑張って費用の安い国立大学に行きましょう。
まだまだ学歴によって出世や生涯賃金も変わってくる時代です。
キャリアアップ
良い会社や希望した職種に就けたとしても、そこはゴールではなく完全なスタート地点。
学歴や入社試験などで周りに比べ良い地点でサラリーマン生活が開始できたとしても、それはあくまで点の話です。
実際の仕事ぶりや結果によって、学歴も入社試験の結果も全て関係なくなります。
会社に入ってからも、自己スキルを高め、結果を出す努力をする人だけが成功の切符を手にします。
資格取得
資格至上主義に思われるかもしれませんが、あるスキルや知識・技能を身に着けているという証として資格は有効です。
それが現在の仕事に直結している資格ならベストでしょうが、そうでなくても自分自身の幅を広げるという意味では何の資格でも構いません。
常に向上心を持って生きていてこそ、数少ないチャンスを拾えるのです。
常に勉強
資格取得とも近いことですが、長いサラリーマン生活において、勉強する人としない人の差はとてつもなく大きく開いて行きます。
そりゃそうですよね、約40年近くも働く(可能性がある)んですから。
義務教育+高校+大学の16年間なんか目じゃないほど長い期間です。
座学だけでなく、仕事で起こった事象を詳しく分析し、知識・スキルとして貯めていく というような意識で何事にも当たることも「勉強」と言えるでしょう。
時間が無いとか、お金が無いとかは良いわけです。
人との接点
人脈という言葉は嫌いですが、まぁ人との付き合いが大切ということです。
自分一人の考えで、自分一人で努力していると、誰でも視野が狭くなっていきます。
それが全て、それが正しい と思い込んで行くのです。
独善的、独りよがりになっていくとも言って良いでしょう。
それでは頑固な人間になってしまい、周りからの情報を遮断してしまう原因になりますね。
ですので、自分の考え方を大事にしつつも、いろんな人とふれあい、いろんな考え方に触れて柔軟さを身に着けて下さい。
また当然知人や友人が増えることで、チャンスの話が舞い込む可能性も格段に高くなります。
肝心なのは、チャンスを確実に掴む準備をしておくことだ
チャンスが巡ってきたときのタイミングや、自分の状況というのもチャンスを掴むために非常に重要な要素です。
むしろタイミングが合わなければどんなに大きなチャンスも逃さざるを得ないこともあるでしょう。
そんなもったいないことにならないよう、常に準備をしてほしいと思います。
チャンスはめったに巡ってこない
基本的にチャンスなどめったに巡ってきません。
にわかりやすい「チャンス」と認識できるようなものは、本当に一生で1回、2回程度しか無いと思ったほうが良いです。
でも本当は、実はチャンスは日常の中に溢れています。
地味で小さいので気付くのが難しい場合が多いです。
また、後から考えて「チャンスを逃したな」と思うことも多いです。
そうならないためにも自分のアンテナを伸ばし、感度を高めておいて、小さいチャンスの芽を逃さないような意識も必要になります。
だから、少ないチャンスに飛び乗れるだけの体力・英気を養う
そんな数少ないチャンスに確実に載るためには、肉体的・精神的に充実していることが必須です。
弱気になっていたり、不安を抱えていたり、そもそもお金が無く首がまわらない状態では生活の維持をすることに意識が持っていかれます。
そうならないために、常に健康的に、精神も健やかな状態を保つような食生活や仕事環境を意識しておくことも非常に重要です。
つまり準備体制を万全にするということですね。
常に機を見て、怖がらず進む者だけが成功を手に
最後は「度胸」の問題です。
いくらチャンスが巡ってきても、それに飛び乗る度胸があるかどうかで結局チャンスを逃してしまうことになります。
リスクばかり考えているようでは暗い未来しかない
なにをするにも、リスクはつきものです。
チャンスに飛び乗るのも、それは一つのリスクである場合がほとんどでしょう。
例えば起業などその典型です。
起業できる頃合い、タイミング、良い話があったとしても、サラリーマンの安定を捨てるのは一つの大きなリスクです。
でも、タイミングを上手く掴むためにはそのリスクは受け入れていく必要がなります。
リスクばかり考えすぎ、怖がってばかりいては決してチャンスを掴む事はできないのです。
リスクを考えることは重要
一方で、リスクを考えることの大事さも伝えておくべきですよね。
個々の性格にもよりますが、美味しい話やチャンスが巡ってきたときには前しか見えなくなるタイプの人間も居ます。
前述のリスクを考えすぎる人と真逆のタイプであると言えますが、これはこれでまずいです。
リスクをしっかり捉え、最悪どこまで落ちるか(死ぬのか、子供が養えなくレベルなのか、ちょっと生活が苦しくなるレベルなのかetc)という最悪のケースだけは計算し、覚悟を決める必要があるからです。
このリスクを考えた上で、怖がらずチャンスに飛び乗るという絶妙な精神のコントロールが必要です。
自分なりにチャンスとリスクを棚卸しし、後は踏み出すしか無い
相反する内容を書いた部分もありますが、何が言いたいかというと、
しっかりと
「そのチャンスが有みだす成功の可能性と、それによるリスクの程度をしっかり棚卸しした上でチャンスに飛び乗る」事が必要ということです。
いずれにせよ、その決断が成功するか失敗するか、また良かったと思えるか公開するかは、行動してからでないとわからないでしょう。
それは行動してすぐわかる場合もあれば、その先の苦難を乗り越えた末に感じる事かもしれません。
またはその苦難の途中で諦めてしまうケースもあるでしょう。
そこまで予測がつくことはありません。
あとは一歩を踏み出す勇気だけです。
まとめ
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。
私はこの言葉が好きなのですが、やはり日頃できることは全て努力してやっておくと良いでしょう。
それが出てこその天命=チャンス だと思います。
そのチャンスに飛び乗る事ができるだけの知識・共用・英気を日々しっかり磨いておきたいものです。
私も一つのチャンス「起業」に飛び乗って、現在は上手く行っていると認識しています。
皆さんもなにかのチャンスに乗れ、成功することを願っています。